写真コンテスト
第32回(令和8年)農村環境写真コンテスト受賞作品
農村環境写真コンテストは平成7年より毎年開催しており、今年度で第32回となりました。
「あなたが思う農村環境」をテーマに今年は79名の方から133点の作品が集まり、
応募していただいた作品の審査会を7月1日に開催しました。
審査の結果、千葉県知事賞や千葉県土地改良事業団体連合会長賞などの各賞を決定いたしました。

千葉県知事賞
晴れた日
何よりカメラ位置を低くした大胆なフレーミングで遠近感を強調し写真にインパクトを与てくれます。見る人にも手植えの様子を力強く伝えることができています。 よく見ると手元の水面に動きがあり、手の動きがよくわかります。 少し画面上部の空の様子が狭く感じられるので、もう少し広々とした空間を意識してフレーミングができていてもよかったでしょう。

千葉県土地改良事業団体連合会長賞
秋空と大地
トラクターが描く耕作地の色がデザイン性を持ち、丘陵地帯なのでしょうか、背景が緩やかに傾斜してアンバランスな画面を形作っている点が面白いですね。
画面上下を2分割して対比でみせる点など、構図も整っていてすがすがしい作品に仕上がっています。

千葉県農村振興技術連盟賞
水門春うらら
斜面に咲いた菜の花を画面前景に配し、遠景の水門へと視線を誘導するかのような奥行きのある画面構成が上手です。水門を余すところなく画面に入れようとした結果、画面右側に緑の草地が入ってしまった点が惜しまれます。

千葉県多面的機能推進協議会賞
早乙女達の手植え
女の子たちによる御田植祭の情景とのことです。水を張った茶色い田んぼの水面を彩る赤色もきれいです。俗っぽくなりがちな祭りの写真ですが、演者それぞれの動きなどもアクセントとなりシャッターチャンスにめぐまれた1枚です。

水土里支援パートナー賞
雪中キャベツ畑
撮影位置がとてもよく、まっすぐに伸びたキャベツの畝をワイドで狙い、奥行き感を見事に演出できていますね。雪が積もる光景は珍しいとのことですが、朝日のタイミングをうまくとらえている点もいいですね。

金賞
相棒
あらかじめ構図を想定した撮影できていたのか、スキのないフレーミングが見せる秀逸な一枚です。雰囲気ある人物(祖父)の後ろ姿、そしてトラクターへ向かっていく様とその距離感、配置がぴったりマッチすることで見事に完成された作品です。

銀賞
春耕の社
画面手前の取入れ方が適切で、鳥居や田圃の様子を主張させすぎない画面作りが腕の見せ所と感じさせた秀作ですね。目の前の情景を余すことなく季節感も漂わす。適切なレンズワークと撮影位置で狙えた1枚ですね。

銀賞
靄がほどく実りの朝
朝もやが徐々に晴れてゆき、朝焼けを印象付ける時間帯の様子がドラマチックにおさめられています。広大な農地にうっすらと光を浴びて輪郭を浮かび上がらせる牧草ロールもいいアクセントになっています。

銅賞
豊作
一面に輝く黄金の世界、まさにタイトル通り「豊作を象徴する情景」を余すところなくとらえた作品。広角でみせるパースを生かした画面構成は、作者のフレーミング力の高さをうかがわせます。遠景を走る列車も野暮ったくなく、いいアクセントになっているのでは。

銅賞
夏野菜の準備
きっちりと等間隔に設置された支柱が見せる造形的な面白さ。視覚的に見て面白い写真です。斜めの角度でみせることでよりたくさんの支柱が設置されている効果を演出できています。画面水平にもう少し注意して撮影すると緊張感ある画面が得られます。

銅賞
物流と農作
昔は農地だった場所にも今や昼夜を問わず車が行き交う高架道路がのび、その足元では今でも農家が一生懸命に稲作を担っている。まさにタイトル通り、少しドキュメンタルチックな雰囲気を感じる作品として見ることができました。

佳作
家族で力を合わせて
家族総出の収穫作業風景。背景の田圃を見たところ、おおよそ本日の稲刈りは済んだ様子。作業終盤でしょうか斜めからの光に照らされた情景が美しく、また作業されている方それぞれに動きがあり、シャッターのタイミングもばっちりの1枚です。

佳作
軒下の光景
長期保存用途なのか、葉がついてそのままの状態で干しているということは、漬物にでもするのでしょうかね。結構な量の大根が干されている様子。大根それぞれが持つ水分の抜けた表面のしわがれた様子も見ていて面白いですね。

佳作
黄金に染まる水鏡
田圃に水が張られた時期だからこそ見ることのできる光景なのか。赤く一面に染まる光景に眼を奪われます。タイトルには「黄金~」と書かれていますが、実際目に見えた光景はいかに?彩度やコントラストが高い仕上がりになっているかもしれません。

佳作
春の準備
立ち上る煙が黒バックに映えていてきれいですね。まだまだ冬の寒さが残るのでしょうか、集まる人々の服装からもそれらを伺うことができます。観光地にもなりうる棚田を地域の人の手で保全する。小さな農村を捉えたほほえましい写真になりました。

佳作
芽吹き待つ朝
朝日が昇り、周辺は明るく照らされ朝の静けさが少しずつほどけていく時間帯でしょうか。雪が持つ静けさも次第に溶けてゆき、春を待つばかり。ひっそりとした朝方の町で見かけた情緒ある光景をうまくとらえた写真ですね。

佳作
雨上がり
見事な虹ですね。荒れたように見える立ち込める曇天と青空。一面黄金色に輝く稲穂。 何処を見てもできすぎなぐらい、見せ場がたくさんちりばめられた写真になりましたね。画面左上の葉っぱをうまく避ける撮影の工夫ができるとよかったです。

佳作
秋の苗付け
広々とした空に秋の風情を感じさせてくれる雲の様子が見事な一枚。広角で捉えた写真ですが、画面を間伸びさせることなく、点景の置き方も適切です。撮影した時間帯もよく、適度なコトントラストで立体感も演出してくれています。

佳作
新しい発見
今も昔も、子供が行うことはいっしょ。ただし環境が整ってこそ経験できるものが大きく異なります。自然の中を駆け回り、自分で遊び方を見つけながら楽しんでいる子供の様子。そんな一面を感じさせる写真ですね。
