写真コンテスト
第23回美しい農村環境写真コンテスト審査会・表彰式の開催

7月14日、第23回美しい農村環境写真コンテストの審査会が開催されました。
「誰もが住んでみたい美しい農村環境」をテーマに毎年実施しておりますこのコンテストも第23回となり、お陰様で72名の方から166点の作品が集まりました。たくさんのご応募をいただき心より厚くお礼申し上げます。

審査会では最優秀賞(千葉県知事賞)、県土連会長賞等の各賞を決定し、8月31日には受賞者を対象とした表彰式も執り行いました。

きぼーる展示 きぼーる展示


第23回美しい農村環境写真コンテスト作品評

特別審査員:田村民雄 氏(日本写真文化協会)
(撮影者は敬称略)

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 雪 化 粧  (撮影場所:夷隅郡大多喜町  撮影者:井上 すみ子)
めったに降る事のないであろう房総での雪景色。
まだら模様の田んぼと黄色く枯れた田んぼが
対照的な色彩で印象的な写真です。
しっかりした構図で画面を作りあげております。
朝靄なびく (撮影場所:柏市弁天下  撮影者:松丸 正)
早朝に撮影に出掛ける途中に遭遇した景色ですね。
多分相当興奮したでしょう。
自然風景はその瞬間が勝負です。
朝靄の雰囲気を残しながら、太陽を上手く表現しました。
千葉県農村振興技術連盟賞
水路は続く (撮影場所:成田市  撮影者:越川 美智子)
パッチワーク模様の早苗田の中に、迷路のように続く水路を、
デザイン的な広がりのある構図で上手くまとめてあります。
見回りか散歩か、男性の立ち位置がいいです。
千葉県多面的機能推進協議会賞
子ども参り (撮影場所:四街道市和良比  撮影者:名雪 誠)
地元の有名なお祭りですね。
お父さんに抱えられた神妙な面持ちの赤ちゃんの
表情がなんとも好いです。
シャッターチャンスは申し分ないですが、もっと雰囲気を活かして。
ちば水土里支援パートナー賞
豊作と健康を念じて (撮影場所:栄町 房総の村  撮影者:田村 雅彦)
どんど焼きの一コマですね。
あまりの火の勢いが強すぎて、皆さん後ろに退いてしまっています。
お祭りの主役は人ですので、弱火になった時に祭りのドラマは生まれ、
シャッターチャンスです。
春の農作業 (撮影場所:君津市  撮影者:菅原 譲太郎)
デザイン的な構図の印象的な写真です。
二人の容姿から、高齢と思われるご夫婦の作業する姿が、
終わりの無い仕事をしているような錯覚を思わせる構図になっております。
散歩中 (撮影場所:香取市小見川  撮影者:小堀 常雄)
早苗田の中の畦道を、楽しそうに散策する子供たちを
画面いっぱいに表現しております。
保母さんたちの、子供たちへの気遣いが画面から感じられ、
温かさのある写真です。
かるがも幼稚園 (撮影場所:睦沢町  撮影者:尾手 マサエ)
どれが先生か生徒か?無邪気な子供園の園児たちが、
かるがもを通して生命の大切さを学んでいるのですね。
きっと優しい子供に成長するでしょう。
画面上部をもう少し入れるように。
紅の朝 (撮影場所:佐倉市  撮影者:新田 幸雄)
幻想的だったでしょうね。
写真からも作者の興奮が伝わってきそうです。
自然写真の場合は、一期一会を大切に。
構図もシャッターチャンスも良い写真です。ピントはしっかりと。
喜 び (撮影場所:旭市長部  撮影者:渡邉 良一)
秋の稲刈り体験の一コマですね。
お譲さんには良い経験になった事でしょう。
非常に遠近感のある表現での撮影がいいです。
ただ「はいポーズ」的な笑顔になってしまいましたね。
自然からの恵み (撮影場所:銚子市新町附近  撮影者:篠原 茂)
青い空に白い雲、収穫前のキャベツ畑の緑、
そして農作業する人の整然とした画面構成が
銚子地方の広さを表現しています。
もう少しポイントを絞り込んで撮ると良かったですね。

あぜ道の春 (撮影場所:八千代市  撮 影 者:小野 敏明)
作者がどのような気持ちでこの被写体と向き合ったのか、
審査の際に撮影コメントで読みたかったです。
春を感じる写真ですが、空の部分を少なくするとか、
構図に一工夫必要です。
瑞穂の国 (撮影場所:いすみ市  撮 影 者:波多野 保)
早朝の空気の澄んだ清々しさを感じさせる写真です。
散歩中の人を画面に入れることによってドラマを感じます。
緑の中に赤い鳥居が印象的ですが、電柱が目立ち過ぎますね。
梅雨空の畦道に (撮影場所:長生郡睦沢町  撮 影 者:石井 幸雄)
緑の絨毯を一面に敷き詰めたような畦道に、若い白鷺が一羽。
臆病な鳥をよく撮ってます。ただ、あまりにも白鷺が画面中央のため、
非常に平凡な構図になってしまいました。
冬の風物詩 (撮影場所:印西市  撮 影 者:上出 善治)
普段は目に付く事の無いであろう農作業小屋が、
大根と言う役者を得て目立つ存在になった訳ですね。
今年もこの情景にめぐり会えると思いますので、
斜光線で撮って下さい。
水面田んぼ桜 (撮影場所:市原市飯給(いたぶ)駅  撮 影 者:山口 正明)
作者がどのような気持ちで、この画面と対峙したか
審査の際にコメントを見たかったです。
この時期には多くのカメラマンがここで傑作を競い合っておりますね。
画面作りに工夫を感じる作品です。
実りの季節 (撮影場所:市原市中高根  撮 影 者:関口 武)
確かに天日干しは見なくなりました。高齢化か機械化のせいですか。
特にこの写真は、都市化が押し寄せる地区での農村風景。貴重な写真ですね。
次は農夫を入れて撮ってください。
刈り入れの頃 (撮影場所:鴨川市大山千枚田  撮 影 者:中田 茂生)
夕暮れに追われての農作業情景ですね。
夕陽の照らされた「おだかけ」を印象的に表現しています。
良く計算された画面構成です。
野焼きの白い煙がもう少し上にたなびくと良かったですね。
収 穫 (撮影場所:白子町  撮 影 者:牧元 晴美)
大きな玉ねぎが出来ましたね。
この子の嬉しそうで真剣な眼差しが、
玉ねぎ掘り体験の楽しさを良く物語っております。
ただ、画面の整理が雑然としているのが残念です。
佐山の田圃 (撮影場所:八千代市佐山  撮 影 者:梅川 記生)
非常に透明感のある清々しい写真に仕上げました。
天気の良い、凪の日を選んで撮った訳ですね。
この写真は空の部分より、早苗田にポイントを置いた方が良いと思います。
ちょっと前を失礼! (撮影場所:一宮町  撮 影 者:松本 幸雄)
田植えのお祭りの一コマですか。
魚眼レンズを使用してのユーモアある写真です。
前を横切る神主さんの姿がなんとも滑稽ですが、
巫女さん達にも動きがあればもっと良かったですね。
早 春 (撮影場所:鴨川市  撮 影 者:井上 すみ子)
春の日差しが画面いっぱいに表現されております。
日陰には未だに遅霜らしき跡が感じられますが、
菜の花摘みしているお祖母ちゃんには春の日差しがいっぱい注いでいますね。
印旛沼からの富士山 (撮影場所:成田市松崎  撮 影 者:鈴木 康雄)
良く撮りましたですね。印旛沼から富士山迄はほぼ150キロあります。
よほど空気の澄んだ日だったのでしょう。
ダイヤモンド富士より笠雲の富士より、ある意味価値ある写真です。
真っ赤だね (撮影場所:久留里城山郷  撮 影 者:平野 博之)
畦道を楽しそうにお話をしながら散歩している親子を良く捉えております。
親子の動きも構図も、しっかりした写真になっております。
プリントにも少し気を使って下さい。
地上の銀河 (撮影場所:鴨川市大山千枚田  撮 影 者:伴 博之)
ライトアップされた棚田の情景を良く捉えております。
撮影時間帯の計算や光芒の出し方は基礎がしっかりしている証拠です。
多少画面が平凡になっているのが惜しいです。
晩秋の入日 (撮影場所:冨里市新橋  撮 影 者:田村 雅彦)
ボッチですか?いいロケーションですね。
ただ、暮れゆく夕日に見とれ、農家の方の思いを巡らしているうちに、
日はどんどん落ちてゆき、
画面構成が雑になってしまいましたね。
案山子の自慢 (撮影場所:印西市  撮 影 者:小野 喜作)
おい!案山子よ、ちゃんと見張ってよ!と声をかけたくなるような
愛嬌のある案山子ですね。
彼岸花との配色を考えたバランスの良い写真です。
動きのある被写体がほしかったですね。